[ブログ]5月のメンタル危機⁈

こんにちは。

産業カウンセラーの大村 美樹子です。

風薫る5月。

一年の中でも最も過ごしやすい季節とも

言われます。

その反面、いつからか

「五月病」なんて症状もメディアを騒がせる

ようになってきました。

 

五月病、まるでそれ自体がビョーキの

ような呼び名につい心配になりますが、

要するに疾患ではなく単なる症状。

 

ダルさややる気のなさ、少し重くなると

抑うつに近い落ち込み感等が生じます。

あたかも病気で体調が不安定になるが如く、

なので五月「病」なんですね。

 

これは、3月から4月にかけての年度代わりや

新年度の環境変化等にさらされた日々が、

連休になって一気に刺激のない時間に。

その落差に身体や心が反応しているに

過ぎないケースが多いのです。

 

例えばこんな人も。

大学4年のPさん、昨年末から就活が始まり、

慣れないスーツ姿で毎日説明会や面接に

通う日々が続いていました。

しんどいけど、これからの人生がかかって

いるかと思うと弱音は吐けない。

これまでのように親に甘えることもできない。

気付かぬうちにかなり無理をしていたのかも

しれません。

 

そんな中でも徐々にリズムが出来たり、

あちこちの企業を回るのにも慣れた辺りでの

ゴールデンウィーク。

就活も一時休止となり、まるで以前のように

のんびりと過ごす日々が戻ってきました。

 

ここが落とし穴なんです。

いったんリラックスしてしまった心が元に戻るのは、

なかなか大変。

そこでポキリと心が折れてしまいがち

なのです。

 

 

緩んだら元に戻る、

これの柔軟性が

保てるように

日頃から

「折れないココロ」を

培う練習をしておいた方が

良さそうです。