コラム
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第2回:マネジャー自身の“認知の癖”に気づくことから始める
マネジメントがうまくいかない背景には、部下ではなく“マネジャー自身の認知の癖”が影響していることがあります。まずは自分の受け止め方に気づくことが、健全な組織づくりの第一歩です。
事例:「報告が遅い=やる気がない」と決めつけてしまう
B課長は、部下の報告が遅れた際、つい「彼は怠けている」と感じてしまいます。しかし実際には、部下は「ミスが多いから、完璧に仕上げてから報告したい」という思い込みから、時間がかかっていただけでした。
専門家としての分析
CBTで言う“認知の歪み”が典型的に現れた例といえます。結論の飛躍、過度の一般化、ラベリングなどの癖があると、事実に根拠を持たない仮説で部下を判断してしまい、不要な摩擦を生む原因となります。
ポイント
「これは事実か、解釈か」を紙に書き出して整理すること。マネジャー自身が認知への気づきを得ることで、部下を見る視点が驚くほど穏やかになります。
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