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第8回:継続する仕組みづくり——1on1と振り返りのCBT的活用(ABCモデル版)

1on1や振り返りは、部下の行動パターンを整理し、望ましい結果を継続的に生み出すための大切な場です。
CBT的に構造化することで、行動改善が格段に進みます。

事例:1on1が“ただの雑談”になっていたHさんチーム

  • A(きっかけ)
    1on1の日が来る
  • B(行動)
    雑談で終わる、課題を扱わない
  • C(結果)
    問題が放置され、行動変容が生じない

このCが続くと、1on1の価値自体が失われていきます。

専門家としての分析

1on1は「構造」があることで、行動を促すきっかけになります。
CBTでは、事実→行動→結果の整理を通して、部下の次の行動を明確にします。

ポイント

  • 「A(きっかけ)になった出来事」を具体的に振り返る
  • 「B(行動)は何だったか」を一緒に整理する
  • 「C(結果)がどうだったか」を言語化し、次の行動を決める

行動を棚卸しすることで、成功体験が明確になり、部下の自己効力感が育ちます。

 


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