「管理職にはなりたくない」という中堅社員

管理職に登用される,
ということは,
お給料もアップして職位も上がる。
実力が認められ,
これからの昇進への足場が整うという
チャンス。
企業に勤める人間にとっては
待ってました,
という場面のはず。

ところが最近は
「管理職にはなりたくない」
という中堅社員が
増えてきました。

管理職になるメリットよりも
仕事での責任が重くなったり,
残業がつかなくなったりするという
デメリットが
その理由のよう。

とある企業のBさん(34歳)も
そのような一人です。
新年度を前に,
昇格の話があったとたん
「このまま一般職でいたいです」
ときっぱり断ったとか。

さてここで困るのは
Bさんの昇格を望む上司たち。
業務に関する知識やスキルの高い
Bさんのような後進を
育ててほしいという思いもあり,
なんとかしてBさんを懐柔したい,
とのことでご相談をいただきました。

そこでまずはBさんへの
カウンセリングを実施。
これまでのキャリアの棚卸しをしながら,
Bさんの仕事観と
「管理職」のイメージについて
語ってもらいました。
やはりネガティブな部分に着目していて,
自身のキャリアへの悪影響ばかりが
気になってしまう様子。

そこで今度はこちらから,
仮に管理職になったBさんがいたとしたら
どんな活躍が見込めるのか,
また今後のキャリアパスの可能性が
どのように拡がるのか,
等を改めて想像してもらいました。
違う視点から見てみると,
これまでは見過ごしていたメリットも
あることがわかってきたようです。

それを踏まえ,Bさんの上司に
具体的なアドバイス方法を含め,
改めて話し合いを行うようお伝えしてきました。

数日後,Bさんから私に直接届いたメールには
チャレンジしてみることにしました,
と決意がつづられていました。

自身で長期間抱えている
「思いこみ」を転換するには,
第三者に語ることで,考えの棚卸しを
してみることが有効です。

※個人情報保護のため,内容は実際の事例とは一部改変してあります。

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